2019-01-01から1年間の記事一覧

診療:足

診療:足 ○膝<年齢と発症様式(特に外傷)。左右の比較>視診:歩容→疼痛回避歩行や横ぶれ(thrust)、内側(medial)か外側(lateral)か 問診:外傷歴あれば、受傷機序、受傷肢位、疼痛が出現する動作。間に:立位正面で膝の内外反の有無、程度。斜視膝蓋骨(squ…

創傷処置

創傷処置創=開放創。創傷処置は縫合。創傷処理は洗浄・消毒⓪横になってもらって詳しく診察・処置:迷走神経反射などで倒れたらいかんので・受傷機転:典型例などからの創の推測。処置を行いながら。創の周囲も調べる。・いつ(6,8時間以内か)、どこで(室内or…

整形で使う薬

整形で使う薬 ☆内服薬リモデリングを促進 rhPTH:テリパラチド(=フォルテオ、1日1回皮下注、24カ月まで)、 リモデリングを調整 SERM:選択的エストロゲン受容体調整薬。エビスタ(ラロキシフェン)、ビビアント(バゼトキシフェン) vitD:エディロール、アルフ…

診療:足

診療:足 ○膝<年齢と発症様式(特に外傷)。左右の比較>視診:歩容→疼痛回避歩行や横ぶれ(thrust)、内側(medial)か外側(lateral)か 問診:外傷歴あれば、受傷機序、受傷肢位、疼痛が出現する動作。間に:立位正面で膝の内外反の有無、程度。斜視膝蓋骨(squ…

診療:上肢

診療:上肢 ・肩関節:神経の所見も大事。健側と比較すること問診:年齢・発症様式はやっぱり大事。視診:腫脹・発赤の炎症所見。筋委縮(僧帽筋、三角筋、棘下筋) 触診:圧痛部位(順番はルーチンで覚える)。胸鎖関節→鎖骨→肩鎖関節→肩峰→上腕骨大結節→結節間…

診療:腰背部

診療:腰背部 腰痛;大事なのは3種類のトリアージ発症年齢が20才以下か55歳以上。体重減少。時間や活動性に関係ない腰痛。広範囲に及ぶ神経症状。胸部痛。脊椎変形。癌・ステロイド・HIV感染の既往。発熱。栄養不良。⇒Red flag 画像、血液検査で精査<腫瘍、…

診療:下肢

診療:下肢 ・下腿・足関節・足部 視診:歩行の動き、リズム、足の向き凸足<Peek-A-Boo sign:後足部を正面から見たときに足関節内側に踵部脂肪組織、fat pad が見える>偏平足<too-many-toes sign:後足部を後ろから見たときに足趾が2本以上見える。>+…

骨折の診察

骨折の診察:診察は愛護的に、最小回数で戸惑うところ:↑の最小回数ってのが大事。具体的には、骨折部を動かすべきか否か。整形の本では愛護的に動かして轢音、疼痛を確認するとあるけど、救急の本では基本動かさずに神経・循環確認してすぐXp。ここでのや…

外傷:上肢

外傷:上肢 ※橈骨遠位端骨折受傷機転視診:Colles骨折(手と指でコ)手が上。Smith骨折(手と腕肘でS)手が下。肉眼的変形。見た目で分からない軽度のものは圧痛確認。画像圧痛部位:橈骨茎状突起、リスター結節、尺骨茎状突起(尺側の確認も)知覚:正中神経(骨…

骨の基本

骨の基本※ウォルフの法則:骨組織には負荷がかかる部分に骨が形成され、負荷のかからない部分の骨は吸収される性質がある。・血管:栄養血管→骨皮質→フォルクマン管→ハバース管→骨単位(オステオン)へ・骨端軟骨:成長。・関節軟骨:硝子軟骨。圧迫で変形する…

外傷:頸部

外傷:頸部<ザックリ、筋肉か骨か神経か> ①外傷性頸部症候群(むちうち損傷、頸椎捻挫などの総称。色々な概念の総称)機転:交通事故での首への加減速視診:歩行障害(まず歩けるか、平地と階段歩行)問診:動かせるか、可動域制限、動作時痛は?頭痛、めまい…

外傷:腰背部

外傷:腰背部 ※圧迫骨折:胸腰椎受傷機転身体所見下肢運動:、しびれ:、知覚低下:疼痛自発痛:棘突起圧痛、腰椎後方筋群(PVM)圧痛、脊柱叩打痛Xp(MRI)治療:保存か手術か。神経症状がなく、安定型の骨折なら保存<AO分類でtypeA=圧迫損傷、Denis分類で前方…

外傷:股関節部

外傷:股関節部<この辺は1つの骨折に2つ目、3つ目が隠れているから、診察は広く行う>・骨盤骨折、股関節脱臼、大腿骨近位部骨折(頸部骨折、転子部骨折)、大腿骨骨幹部骨折どれも、まずはバイタルの確認。AMPLE(アレルギー、内服薬、既往歴、最終食事、受…

外傷:下肢

外傷:下肢 膝周囲の外傷・骨折→大腿骨遠位部骨折、膝蓋骨骨折、脛骨高原骨折外傷で膝のXpを撮影するかの基準オタワknee rule① 55歳以上② 腓骨頭の圧痛③ 膝蓋骨単独の圧痛④ 90°屈曲できない⑤ 荷重できない 膝周囲の受傷・骨折部位の特定触診:大腿骨内顆、大…

カルテに

カルテにコピペ 【主訴】【現病歴】【内服】【生活歴】ADL:、飲酒/日、喫煙本/日【アレルギー】【家族歴】 ※圧迫骨折受傷機転身体所見:下肢運動:、しびれ:、知覚低下:疼痛自発痛:棘突起圧痛、腰椎後方筋群(PVM)圧痛、脊柱叩打痛Xp:腰椎正・側2方向(MR…

AO法

AO法:固定大事、でも血流、軟部組織などの生物学的特性はもっと大事。骨は生き物。・安定・プレート・骨折の分類:3x3で分類、ABCは基本一緒だけど、上腕・大腿骨近位・果部は例外①どの骨②骨折の部位(骨幹部、骨端部など)③型:長管骨:1.近位部、2.骨幹部、…

骨折の診察:診察は愛護的に、最小回数で戸惑うところ:↑の最小回数ってのが大事。具体的には、骨折部を動かすべきか否か。整形の本では愛護的に動かして轢音、疼痛を確認するとあるけど、救急の本では基本動かさずに神経・循環確認してすぐXp。ここでのや…

創傷処置創=開放創。創傷処置は縫合。創傷処理は洗浄・消毒⓪横になってもらって詳しく診察・処置:迷走神経反射などで倒れたらいかんので・受傷機転:典型例などからの創の推測。処置を行いながら。創の周囲も調べる。・いつ(6,8時間以内か)、どこで(室内or…

骨の基本※ウォルフの法則:骨組織には負荷がかかる部分に骨が形成され、負荷のかからない部分の骨は吸収される性質がある。・血管:栄養血管→骨皮質→フォルクマン管→ハバース管→骨単位(オステオン)へ・骨端軟骨:成長。・関節軟骨:硝子軟骨。圧迫で変形する…

病棟内でのアレコレ他、対称療法だったり、輸液だったり ・疼痛:商品名(一般名)。薬疹の副作用の既往は確認。カロナール(アセトアミノフェン)頓服なら200㎎2~3Tか500㎎1T。4時間間隔(これで2400㎎/日)最大4000㎎/日まで。もしくは200㎎を9T3x。(輸液ならア…

漢方

抗菌薬の選択と分量下痢はアレルギーでなく腸内細菌叢の変化による。容量依存の毒性はアミノグリコシド治療期間の研究は少ない。科学性に乏しい。あくまで目安程度にユナシンは嫌気性菌に広くて、ロセフィンはGNRの方に広い。腎機能の確認は大事 ・細菌性咽…

浮腫:心不全・深部静脈血栓症は必ず除外すべき。病態・静水圧の上昇→局所(DVTで下肢、SVC症候群で顔面)、全身(心腎肝不全)。・低Alb血症で膠質浸透圧低下(低栄養、吸収不全症候群、ネフローゼ症候群、肝不全)・血管透過性亢進(炎症、アレルギー、薬剤性)・…

血尿:本当に血尿か?色素尿ってのもある。真の血尿(ただの色素尿でない)=尿潜血陽性で沈砂で赤血球(>4/HPF) を認める。で、不均一な赤血球(か赤血球円柱あり)だったら、赤血球が腎臓の糸球体を通過するときに壊れた→腎内疾患沈査で均一な赤血球=糸球体以…

電解質異常:補正と原因検索。NaとKとCaと糖☆心不全と腎不全合併して治療どうするのかは2内の先生に聞いてみる。 低Na血症の場合<低浸透圧の低Na血症のみ治療が必要>データの順:血漿浸透圧→尿中浸透圧→この辺大事→尿中Na①まずは輸液の混入による偽性低Na血…

肝・腎機能障害:検査値を正確に。 肝機能検査①肝障害:AST(GOT)、ALT(GPT)、LDH②肝予備能:合成能→PT, Alb,ChE, コレステロール。解毒・排泄→ICG試験、アンモニア③慢性の炎症:γグロブリン、ZTT、TTT④胆道系:ALP, LAP, γGTP, ビリルビン 肝酵素AST:short…

動悸・頻脈:診断も大事、初期対応も大事、循環器コンサルトのタイミングも超大事。心房細動も大事だけど、まずは全身の管理をしっかり行う。脈拍の管理はあくまで対症療法くらいに考えておく。予後を改善させるわけではない。①まずは意識とバイタルの確認。…

貧血:男は13、女は12、老人と妊婦は11が基準高齢者と若年女性が多い。・骨髄で赤血球が作れなくなったら、Hbじは1日1%ずつ減っていく。・赤血球産生指数(2が基準)RPI=網赤血球xHct/45x1/網赤血球成熟係数(45%で1、10%下がるごとに0.5ずつ上がっていく)…

喀血・吐血・下血、あと血痰まずは喀血と吐血の区別喀血:肺、下気道からの出血。泡沫状。呼吸状態が悪い。線状の血液は上気道示唆吐血:消化器、肝臓由来。黒色、食物残渣を含む。誤嚥で呼吸状態が悪い時は胃洗浄。 ・喀血:まずはABC。phの確認、尿検査の…

嘔吐:症状も大事だけど、随伴症状から疾患の見当をつけるのが非常に大事。ざっくり3x3で覚える。症状から判断。頭頚部疾患・頭痛→頭蓋内病変→SAH、脳腫瘍、髄膜炎、緑内障、悪性高血圧・回転性めまい→前庭障害→中枢・抹消性めまい。中枢性めまいは持続する…